よく、我が家の犬でどの犬が一番頭がいいか、という話になります。セレスはあーだ。テラはこんなことが出来る。と話しても結局、犬それぞれに秀でたところがあるのです。
ただ、意見が一致するのが、シリウスがきわだって優しいことと、セレスが感情の起伏が激しいことです。テラのように突然スイッチが入る(ボルゾイを飼っていらっしゃる方はほとんどお分かりでしょう。)のではなく、セレスの場合、まるで人間と一緒にいるような感じなのです。日頃この犬はわがままだな。と思っていても、人間だ。と思うと、このくらいの要求あたりまえ。と思えてくるのです。
犬はご存じの通り悲しいとき、涙をじわっと流して泣きますが、
以前こんなことがありました。
落ち着きが出てきたね。と、あまり他の犬に焼きもちを焼いたり、怒りかかったりしなくなったセレスを褒めはじめた頃です。それをいいことに、シリウスを今まで以上にかわいがっていました。
その日は、なんだかとってもセレスが甘えてきて、家来1に付きまとうのです(セレスは家来1が大好き)。なにが原因で叱られたのかは忘れてしまいましたが、付きまとったあげく、テーブルの上から何かとったのでしょう、久しぶりに大きな声で叱られました。
その時ですフエーンと、 床に座っていた私のもとへ走り込んできて、脇の下に首をつっこみ、
ポロンと涙を飛ばしたのです。じわっと流れるのは見たことありますが、目をぎゅっと閉じた瞬間、45度の角度で涙が飛んだのは初めて見ました。
セレスなりにかなりため込んでいたものがあったのでしょう。
したことは悪かったのですが、こらえきれず、おもいっきり慰めてあげました。
それ以来、犬の順位をしっかり守り、セレスはボスだ。ということを認識させた結果、どうどうと落ち着きを持って行動するようになりました。まっそのくらい我慢するか。と、ささいなことでは、腹を立てなくなったのです。
たぶんこれから先、犬のあんな涙を見ることは無いでしょう。
なにかしゃべっているセレス 画像の上にマウスポインタを重ねてみて

by 世話係